【飲食業界ニュース2023年4月・5月版】飲食業界の賃上げ
こちらは2023年4月、5月弊社クライアント様へお届けした
【ティーアップ通信】の一部抜粋したものです。
≪2023年4月レポート≫ 飲食業界の賃上げについて
4月に入って新年度となりました。
そして新年度といえば大手企業の賃上げの季節です。
外食産業も各社賃上げを発表しておりますので参考になれば幸いです
ゼンショーホールディングス(すき屋、なか卯など)は
11年連続の引き上げですが今年は過去最高の引き上げ額となりました。
新卒初任給は 222,000円を250,000円に引き上げ(28000円の上昇)
月例給与増額 平均32,864円 9.5%の引き上げ
以下は定期昇給額と各社の賃上げ額を合計した金額と賃上げ率です
すかいらーくグループ
3% 10,200円の賃上げ・・・過去10年で最大
王将フードサービス
4.27% 12,677円
トリドール
3.81% 9,294円
ちなみに2021年のデータですが外食産業の上場企業で一番給与が高いのは
1位 スシロー 平均8122千円 平均年齢40.3歳
2位 リンガーハット 平均7719千円 平均年齢 42.0歳
3位 トリドール 平均7274千円 平均年齢 40.5歳
となっています。
外食産業は各社人材不足となっているため、
人材の確保と新規採用の為に正社員の賃金を引き上げてきたと思われます。
また、給与水準の低い業界という事も長年言われ続けて来たので
業界としても引き上げ額を大幅に引き上げて
他の業界水準に合わせようとしていると思います。
私達の中小規模の飲食企業は、
この流れを踏まえて求人活動をしなければなりません。
ただでさえ求人がしにくい昨今で、
この流れは個人店などの求人活動を難しくする可能性があります。
本当に厳しい求人活動ですが、
うまく行っている事例としては
・面接当日に即答及び採用
→こんなこと、やってるよという店舗様もいらっしゃると思いますが
「後日連絡します」という返答によって
後日、連絡がつかないというパターンが多いようです。
もちろん、不採用の人に採用と言う声掛けをするわけではありません。
良いと思ったら、面接時に即決するという店舗様の方が採用率が高くなっています。
・インスタやHPの充実
→応募者は当然ですが、
店舗のHPやインスタなどはチェックしています。
募集の応募をする前に店舗に訪問して食事をしたりした
と言うアンケートも多く上がっています。
インスタなどは採用の事も考えて、投稿内容を考えてみるのも大切です
他にも店舗様、独自で色々な方法を試しています。
是非とも、大手に負けないで独自の採用方法を確立していきましょう。
≪2023年5月レポート≫ 飲食業界の賃上げについて
飲食業界も先日の号外メールでお送りしたように
過去最高の賃上げを行った企業が多くありました。
以下のデータは大手外食企業のデータですが、
皆様にも参考になると思いますので是非ご覧ください。
賃上げ総額が10,000円を上回ったのは7社でした。
企業名はゼンショー、
王将フード、
ジョリーパスタ、
すかいらーく、
サイゼリヤ、
リンガーハット、
アレフです
賃上げ総額のトップはゼンショーですが、
同じゼンショーグループでもジョリーパスタと額に差があり
ココスは10,000円未満にとどまりました。
ゼンショーグループの中でも格差が出ました
賃上げ額の2位は業績好調な王将フードサービスが2位です。
全社員平均で22000円の引き上げとなり
賃上げ額は過去最高金額の賃上げでした
王将は2022年3月は過去最高の売上高を達成、
2023年3月期の第4四半期の発表はまだですが、
第3四半期までの進捗状況、月次売上高をみると、
2023年3月期も過去最高の売上高を更新すると思われます
では、飲食業界全体で見る社員の平均給与額はどれくらいでしょうか?
シンクロフードのデータを参考に見てみますと
2022年度下期における飲食業界の平均社員月給について、
東京都は279,564円で
22年度上期から7,493円上昇(前半期比103%)、
大阪府は267,853円で
同比+4,105円(前半期比102%)となりました。
他県では、愛知県は256,454円で
同比+470円(前半期比100%)、
福岡県は同比+12,289円で
249,908円(105%)。
福岡県が最も上がった。
業態別月給(東京)は
「イタリアン」275,958円(+7,620円、103%)、
「和食」284,981円(+11,035円、104%)、
「居酒屋・ダイニングバー」287,039円(+6,708円、102%)、
「カフェ・喫茶店」261,582円(+7,605円、103%)、
「洋食・西洋料理」276,874円(+4,719円、102%)。
「和食」は4%アップと比較的採用が難しいく昇給額が高め。
採用しやすい業態は低めとなっています
こういった他の店舗や他の業態の給与水準などはSNSなどの発達により、
あっという間に広がります。
私達経営者もこれらの実態を掴んで、
スタッフへの対応や昇給、
手当の実施などに向けて検討や対策が必要かもしれません。
4月に入って新年度となりました。
そして新年度といえば大手企業の賃上げの季節です。
外食産業も各社賃上げを発表しておりますので参考になれば幸いです
ゼンショーホールディングス(すき屋、なか卯など)は
11年連続の引き上げですが今年は過去最高の引き上げ額となりました。
新卒初任給は 222,000円を250,000円に引き上げ(28000円の上昇)
月例給与増額 平均32,864円 9.5%の引き上げ
以下は定期昇給額と各社の賃上げ額を合計した金額と賃上げ率です
すかいらーくグループ
3% 10,200円の賃上げ・・・過去10年で最大
王将フードサービス
4.27% 12,677円
トリドール
3.81% 9,294円
ちなみに2021年のデータですが外食産業の上場企業で一番給与が高いのは
1位 スシロー 平均8122千円 平均年齢40.3歳
2位 リンガーハット 平均7719千円 平均年齢 42.0歳
3位 トリドール 平均7274千円 平均年齢 40.5歳
となっています。
外食産業は各社人材不足となっているため、
人材の確保と新規採用の為に正社員の賃金を引き上げてきたと思われます。
また、給与水準の低い業界という事も長年言われ続けて来たので
業界としても引き上げ額を大幅に引き上げて
他の業界水準に合わせようとしていると思います。
私達の中小規模の飲食企業は、
この流れを踏まえて求人活動をしなければなりません。
ただでさえ求人がしにくい昨今で、
この流れは個人店などの求人活動を難しくする可能性があります。
本当に厳しい求人活動ですが、
うまく行っている事例としては
・面接当日に即答及び採用
→こんなこと、やってるよという店舗様もいらっしゃると思いますが
「後日連絡します」という返答によって
後日、連絡がつかないというパターンが多いようです。
もちろん、不採用の人に採用と言う声掛けをするわけではありません。
良いと思ったら、面接時に即決するという店舗様の方が採用率が高くなっています。
・インスタやHPの充実
→応募者は当然ですが、
店舗のHPやインスタなどはチェックしています。
募集の応募をする前に店舗に訪問して食事をしたりした
と言うアンケートも多く上がっています。
インスタなどは採用の事も考えて、投稿内容を考えてみるのも大切です
他にも店舗様、独自で色々な方法を試しています。
是非とも、大手に負けないで独自の採用方法を確立していきましょう。
飲食業界も先日の号外メールでお送りしたように
過去最高の賃上げを行った企業が多くありました。
以下のデータは大手外食企業のデータですが、
皆様にも参考になると思いますので是非ご覧ください。
賃上げ総額が10,000円を上回ったのは7社でした。
企業名はゼンショー、
王将フード、
ジョリーパスタ、
すかいらーく、
サイゼリヤ、
リンガーハット、
アレフです
賃上げ総額のトップはゼンショーですが、
同じゼンショーグループでもジョリーパスタと額に差があり
ココスは10,000円未満にとどまりました。
ゼンショーグループの中でも格差が出ました
賃上げ額の2位は業績好調な王将フードサービスが2位です。
全社員平均で22000円の引き上げとなり
賃上げ額は過去最高金額の賃上げでした
王将は2022年3月は過去最高の売上高を達成、
2023年3月期の第4四半期の発表はまだですが、
第3四半期までの進捗状況、月次売上高をみると、
2023年3月期も過去最高の売上高を更新すると思われます
では、飲食業界全体で見る社員の平均給与額はどれくらいでしょうか?
シンクロフードのデータを参考に見てみますと
2022年度下期における飲食業界の平均社員月給について、
東京都は279,564円で
22年度上期から7,493円上昇(前半期比103%)、
大阪府は267,853円で
同比+4,105円(前半期比102%)となりました。
他県では、愛知県は256,454円で
同比+470円(前半期比100%)、
福岡県は同比+12,289円で
249,908円(105%)。
福岡県が最も上がった。
業態別月給(東京)は
「イタリアン」275,958円(+7,620円、103%)、
「和食」284,981円(+11,035円、104%)、
「居酒屋・ダイニングバー」287,039円(+6,708円、102%)、
「カフェ・喫茶店」261,582円(+7,605円、103%)、
「洋食・西洋料理」276,874円(+4,719円、102%)。
「和食」は4%アップと比較的採用が難しいく昇給額が高め。
採用しやすい業態は低めとなっています
こういった他の店舗や他の業態の給与水準などはSNSなどの発達により、
あっという間に広がります。
私達経営者もこれらの実態を掴んで、
スタッフへの対応や昇給、
手当の実施などに向けて検討や対策が必要かもしれません。