【飲食業界ニュース2021年8月版】『幸せな人生を送れるかどうかは考え方次第』というけれど
こちらは2021年8月弊社クライアント様へお届けした
【ティーアップ通信】の一部抜粋したものです。
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毎日、本当に暑い日が続きますね。
夏が好きな私としては、やっと本格的な夏が到来したという感じで嬉しい限りです。
ただ緊急事態宣言が8月31日まで延長されました。
というか昨年の12月から飲食店としては、まともな営業が出来ておりません。
異常と言うべき事態ですが私達経営者は愚痴を言っても何も変わりませんので
今出来る事と毎度のことですが現状起きている事の事実を把握して未来の為に先手を打つ必要があります。
最近学んだこと
私は先月、3日間缶詰めになって経営者スクールに参加して全国の様々な業種の経営者と
コロナ禍における経営者の考え方や会社やスタッフとの関わり方を学んできました。
約150名の経営者が参加しておりましたが、
日本企業としては初、米国ナスダックで上場した企業の社長や
不動産、製造、金融、外食、美容など
業界を代表する経営者も多く参加しておりました。
幸せな人生を送れるかどうかは考え方次第とよく言われます。
しかしこういった考え方とは何か?
については学校では教えてくれません。
日常生活の中で
家庭や社会で学んでいくわけですが、
人は元来、
本能的にネガティブな思考を持っていますから何も学ばずに過ごしていると
テレビや噂話などネガティブな情報に引き寄せられ
自分の考え方もネガティブになってしまいます。
そして諦め癖がついたり、
物事に挑戦することさえ止めてしまうという
考えになってしまいます。
もちろん先天的に上昇志向で
心が折れたりしない方はスクールなど必要無いと思いますが
私の場合は自分自身の考え方を見つめなおす時間を作って
前向きな思考を持続させています。
そのスクールで学んでいる時に地方で惣菜店を営んでいる経営者に会いました。
彼は元電子部品メーカーの営業で現在は38歳です。
初出店は2012年に惣菜店をオープンしました。
彼は幼少の頃からとても厳しく育てられ夕食時でも食卓に笑顔や会話も無くて、
本来楽しいはずの食事と言うものが好きでは無かったと言っていました。
でも高校生になって友達の家で夕食を御馳走になる機会があり友人の家族と一緒に御飯を食べたら、
その家族は皆、笑いながら楽しく夕食を食べていたそうです。
その時、
「笑顔で食べる料理はこんなに美味しくて、こんなにも楽しいものなんだ」
と知り家庭料理を提供する仕事をしてみたいと思うようになります。
大学を卒業後、一旦は電子部品メーカーに就職して営業職に就き生活していましたが、
結婚後に生まれた子供がアトピーとアレルギーを持って生まれたことがきっかけとなり、
体に良い食事とはどう言うものなのかに関心を持つようになったとのことでした。
そして高校時代の友人家族と一緒に食べた楽しかった食事の事を思い出し、
体に良い無添加の料理を提供する会社を作ろうという事で約10年前に惣菜店をオープンすることになります。
最初の年は全く売れず奥さんに家財道具を売りに行ってもらいながら生計を立てていました。
出店当初から3年目くらいまでは、
何をやってもうまくいかず会社に行くのも家に帰るのも嫌で家でも職場でも常にイライラして揉め事ばかりだったと言っていました。
しかし1号店出店当初から日本一の惣菜店を作るという夢を掲げて努力を続けたと言います。
方法は良く分からないけどスタッフの人達が楽しく働けて体に良い美味しい料理を沢山の人に提供したい。
そんな料理を大切な人と食べて楽しい、
幸せって気持ちになって欲しいと思いながら毎日、惣菜を作り続けたそうです。
そんな努力が少しずつ身を結び、
美味しい惣菜店があると主婦の間で噂になり徐々に売り上げも上がり現在の様な繁盛店に変わっていきました。
そして今年の4月に念願の2号店を出店し、
その時のパート採用の面接には約300名の応募があったそうです。
面接の際に何故応募してくれたのか?と応募者に聞くと彼が理念として掲げ続けた、
「楽しい職場と体に良い美味しい料理の提供」が伝わっているかのように
「働いている人が皆楽しそうだったから」とか
「惣菜が本当に美味しいから」と沢山の人から賛辞を受け、
「そんな職場で働いてみたいです」と多くの人に言われたそうです。
今では社員5名、パート80名を抱える総菜製造企業へ成長していて
年商も惣菜店2店舗としては突出した売上を誇っています。
ちなみに昨年の惣菜弁当グランプリで金賞を受賞したようなので名実ともに成長企業だと言えますね。
いかがでしょうか?
別に彼がすごいとか知人だから褒めているという訳ではありません。
もっともっと事業規模の大きな経営者もいますし多店舗展開している企業も沢山あります。
しかし彼は規模は小さくても多くの人や支援を集める事が出来ています。
彼は他の人と何が違うのでしょうか?
前述しましたが上手くいっている人は大体同じような「考え方」をしている気がします。
考え方がプラス思考でありオーナーに確固たる理念や信念を携えているのも特徴的な事だと思います。
私は今までの学びの中で成功している人が成功者ではない、成功を目指している人が成功者であると学びました。
上記の彼の事業に関する文章を読んだ瞬間に
「酒を出してないから売上が良いんだ」
「地方は緊急事態宣言が出てないから」
「コロナじゃなければ、うちの店も・・・」
「人は人、自分は自分」などと思いませんでしたでしょうか?
そう思ってしまった人は物事をネガティブに捉える癖が付いているのかもしれません。
私は彼の話を聞いたときに実際に会ってみたいと思ったんです。
会ってどんな人なのか?何故、そこまで変わったのか話を聞いてみたいと思ったんです。
そして実際に会ってみて彼は謙虚で自慢することなく、良くなりたい、変わりたいと強い思いを持ちながら努力を続けられる人だと分かりました。
そして私自身が彼から沢山の勇気をもらいました。
3日間の学びで学んだ大きな事は人は変わる事が出来る。しかし変わろうとする人は殆どいない。
この1行に私たちの人生が集約されているのかもしれませんね。
2020年税収が過去最高
オリンピックやコロナ関連のニュースでかき消されてしまいましたが、
2020年の国の税収が過去最高でした。
大きな要素しては消費税の増税が大きく寄与しているのですが
法人税も好調で2019年よりも4千億円増え
11.2兆円となっています。
皆様、
このニュースって意外じゃありませんでしたか?
中小合わせた法人の決算が好調だったという事ですが世間の風潮やテレビ、新聞の報道はいかがですか?
もちろん飲食、宿泊、イベント関連企業は打撃を受けていますが
他の業界では過去最高益と言う会社も多く存在しています。
前述のスクールの参加者にも最高益だという会社が多くありました。
連日マスコミでは悲観的なニュースを流していますが過去最高益を叩き出している企業も多くあり、
日本の全ての会社や業種が絶不調に陥っているという訳ではありません。
都心の家賃が大きく下がらないのも不動産の売買が活況であるという点から見ても日本全体が不況に陥っているという訳では無いという事が言えます。
もちろん本業の利益を示す営業利益よりも補助金や協力金などを加算した経常利益で増収した企業もあると思われますが業種によっては営業事態が好調な企業が沢山あり、
コロナ禍だから仕方ないと言っている間に急成長を遂げている会社が沢山ある事を忘れてはなりません。
飲食店でも串カツ田中などは2021年7月期の四半期決算では売上は半減し3億2400万円の赤字を計上しました。
しかしこの半年で17店舗を出店しておりアフターコロナに向けて動きを加速させています。
弊社クライアント様におかれましても7月は新店オープンが4店舗ございました。
これらの店舗様は出店後すぐに緊急事態宣言となってしまいましたが串カツ田中のように今年の年末や来年を見据えた方が多く今年の初めから7月までには新店を出店すると宣言されていた方ばかりです。
弊社直営店舗でも現在はランチ営業のみとしており夜は休業していて苦しい状況は続きますが、
この状況をプラスに捉え今出来る事をスタッフと一緒に考えました。
そしてコロナ後を見据えて、汚れていた客席床全面張替、トイレのリニューアル、換気対策工事を行いました。
そして責任者のスタッフにおいては時間に余裕が出来た事でソムリエ試験を受けようと決断し昨年からワインスクールに通い、
早起きして勉強を続けているとのことです。
今、飲食を取り巻く環境は最悪の状況で夜は酒を出して営業することも出来ない。
だからこそ、今出来る事を探し出して、そこに向かって全力で取り組もうと出した結論です。
今月の内容は私が感じたことばかりを列挙する形となってしまい申し訳ありません。
皆様の何かのお役に立てばと思い文章に記してみました。
暗いニュースを見て将来を悲観的に考えれば現実の世界も悲観的なものになってしまうと思います。
でも明るい将来を想像して戦略を練ればきっと明るい未来が待っていると思います。
それではコロナ後の明るい外食業界の未来を夢見ながら、
お盆休みでしっかりと休暇を取ってください。
そしてリフレッシュした後に良いスタートダッシュが切れるように一緒に頑張りましょう!
私は先月、3日間缶詰めになって経営者スクールに参加して全国の様々な業種の経営者と
コロナ禍における経営者の考え方や会社やスタッフとの関わり方を学んできました。
約150名の経営者が参加しておりましたが、
日本企業としては初、米国ナスダックで上場した企業の社長や
不動産、製造、金融、外食、美容など
業界を代表する経営者も多く参加しておりました。
幸せな人生を送れるかどうかは考え方次第とよく言われます。
しかしこういった考え方とは何か?
については学校では教えてくれません。
日常生活の中で
家庭や社会で学んでいくわけですが、
人は元来、
本能的にネガティブな思考を持っていますから何も学ばずに過ごしていると
テレビや噂話などネガティブな情報に引き寄せられ
自分の考え方もネガティブになってしまいます。
そして諦め癖がついたり、
物事に挑戦することさえ止めてしまうという
考えになってしまいます。
もちろん先天的に上昇志向で
心が折れたりしない方はスクールなど必要無いと思いますが
私の場合は自分自身の考え方を見つめなおす時間を作って
前向きな思考を持続させています。
そのスクールで学んでいる時に地方で惣菜店を営んでいる経営者に会いました。
彼は元電子部品メーカーの営業で現在は38歳です。
初出店は2012年に惣菜店をオープンしました。
彼は幼少の頃からとても厳しく育てられ夕食時でも食卓に笑顔や会話も無くて、
本来楽しいはずの食事と言うものが好きでは無かったと言っていました。
でも高校生になって友達の家で夕食を御馳走になる機会があり友人の家族と一緒に御飯を食べたら、
その家族は皆、笑いながら楽しく夕食を食べていたそうです。
その時、
「笑顔で食べる料理はこんなに美味しくて、こんなにも楽しいものなんだ」
と知り家庭料理を提供する仕事をしてみたいと思うようになります。
大学を卒業後、一旦は電子部品メーカーに就職して営業職に就き生活していましたが、
結婚後に生まれた子供がアトピーとアレルギーを持って生まれたことがきっかけとなり、
体に良い食事とはどう言うものなのかに関心を持つようになったとのことでした。
そして高校時代の友人家族と一緒に食べた楽しかった食事の事を思い出し、
体に良い無添加の料理を提供する会社を作ろうという事で約10年前に惣菜店をオープンすることになります。
最初の年は全く売れず奥さんに家財道具を売りに行ってもらいながら生計を立てていました。
出店当初から3年目くらいまでは、
何をやってもうまくいかず会社に行くのも家に帰るのも嫌で家でも職場でも常にイライラして揉め事ばかりだったと言っていました。
しかし1号店出店当初から日本一の惣菜店を作るという夢を掲げて努力を続けたと言います。
方法は良く分からないけどスタッフの人達が楽しく働けて体に良い美味しい料理を沢山の人に提供したい。
そんな料理を大切な人と食べて楽しい、
幸せって気持ちになって欲しいと思いながら毎日、惣菜を作り続けたそうです。
そんな努力が少しずつ身を結び、
美味しい惣菜店があると主婦の間で噂になり徐々に売り上げも上がり現在の様な繁盛店に変わっていきました。
そして今年の4月に念願の2号店を出店し、
その時のパート採用の面接には約300名の応募があったそうです。
面接の際に何故応募してくれたのか?と応募者に聞くと彼が理念として掲げ続けた、
「楽しい職場と体に良い美味しい料理の提供」が伝わっているかのように
「働いている人が皆楽しそうだったから」とか
「惣菜が本当に美味しいから」と沢山の人から賛辞を受け、
「そんな職場で働いてみたいです」と多くの人に言われたそうです。
今では社員5名、パート80名を抱える総菜製造企業へ成長していて
年商も惣菜店2店舗としては突出した売上を誇っています。
ちなみに昨年の惣菜弁当グランプリで金賞を受賞したようなので名実ともに成長企業だと言えますね。
いかがでしょうか?
別に彼がすごいとか知人だから褒めているという訳ではありません。
もっともっと事業規模の大きな経営者もいますし多店舗展開している企業も沢山あります。
しかし彼は規模は小さくても多くの人や支援を集める事が出来ています。
彼は他の人と何が違うのでしょうか?
前述しましたが上手くいっている人は大体同じような「考え方」をしている気がします。
考え方がプラス思考でありオーナーに確固たる理念や信念を携えているのも特徴的な事だと思います。
私は今までの学びの中で成功している人が成功者ではない、成功を目指している人が成功者であると学びました。
上記の彼の事業に関する文章を読んだ瞬間に
「酒を出してないから売上が良いんだ」
「地方は緊急事態宣言が出てないから」
「コロナじゃなければ、うちの店も・・・」
「人は人、自分は自分」などと思いませんでしたでしょうか?
そう思ってしまった人は物事をネガティブに捉える癖が付いているのかもしれません。
私は彼の話を聞いたときに実際に会ってみたいと思ったんです。
会ってどんな人なのか?何故、そこまで変わったのか話を聞いてみたいと思ったんです。
そして実際に会ってみて彼は謙虚で自慢することなく、良くなりたい、変わりたいと強い思いを持ちながら努力を続けられる人だと分かりました。
そして私自身が彼から沢山の勇気をもらいました。
3日間の学びで学んだ大きな事は人は変わる事が出来る。しかし変わろうとする人は殆どいない。
この1行に私たちの人生が集約されているのかもしれませんね。
オリンピックやコロナ関連のニュースでかき消されてしまいましたが、
2020年の国の税収が過去最高でした。
大きな要素しては消費税の増税が大きく寄与しているのですが
法人税も好調で2019年よりも4千億円増え
11.2兆円となっています。
皆様、
このニュースって意外じゃありませんでしたか?
中小合わせた法人の決算が好調だったという事ですが世間の風潮やテレビ、新聞の報道はいかがですか?
もちろん飲食、宿泊、イベント関連企業は打撃を受けていますが
他の業界では過去最高益と言う会社も多く存在しています。
前述のスクールの参加者にも最高益だという会社が多くありました。
連日マスコミでは悲観的なニュースを流していますが過去最高益を叩き出している企業も多くあり、
日本の全ての会社や業種が絶不調に陥っているという訳ではありません。
都心の家賃が大きく下がらないのも不動産の売買が活況であるという点から見ても日本全体が不況に陥っているという訳では無いという事が言えます。
もちろん本業の利益を示す営業利益よりも補助金や協力金などを加算した経常利益で増収した企業もあると思われますが業種によっては営業事態が好調な企業が沢山あり、
コロナ禍だから仕方ないと言っている間に急成長を遂げている会社が沢山ある事を忘れてはなりません。
飲食店でも串カツ田中などは2021年7月期の四半期決算では売上は半減し3億2400万円の赤字を計上しました。
しかしこの半年で17店舗を出店しておりアフターコロナに向けて動きを加速させています。
弊社クライアント様におかれましても7月は新店オープンが4店舗ございました。
これらの店舗様は出店後すぐに緊急事態宣言となってしまいましたが串カツ田中のように今年の年末や来年を見据えた方が多く今年の初めから7月までには新店を出店すると宣言されていた方ばかりです。
弊社直営店舗でも現在はランチ営業のみとしており夜は休業していて苦しい状況は続きますが、
この状況をプラスに捉え今出来る事をスタッフと一緒に考えました。
そしてコロナ後を見据えて、汚れていた客席床全面張替、トイレのリニューアル、換気対策工事を行いました。
そして責任者のスタッフにおいては時間に余裕が出来た事でソムリエ試験を受けようと決断し昨年からワインスクールに通い、
早起きして勉強を続けているとのことです。
今、飲食を取り巻く環境は最悪の状況で夜は酒を出して営業することも出来ない。
だからこそ、今出来る事を探し出して、そこに向かって全力で取り組もうと出した結論です。
今月の内容は私が感じたことばかりを列挙する形となってしまい申し訳ありません。
皆様の何かのお役に立てばと思い文章に記してみました。
暗いニュースを見て将来を悲観的に考えれば現実の世界も悲観的なものになってしまうと思います。
でも明るい将来を想像して戦略を練ればきっと明るい未来が待っていると思います。
それではコロナ後の明るい外食業界の未来を夢見ながら、
お盆休みでしっかりと休暇を取ってください。
そしてリフレッシュした後に良いスタートダッシュが切れるように一緒に頑張りましょう!