日本人の細やかさ

公開日: 2012年10月27日

最近年のせいか和食の美味しさや富士山、温泉など日本独自の文化などに

 

触れると本当に素晴らしい国だなあと改めて実感することが多くなりました。

 

もちろん料理は中華もイタリアンも焼肉も大好きです。

 

でも和食には独特の良さがありますよね。

 

寿司のネタや握りの美しさ。

 

おでんのダシの細やかさ。

 

食べ物以外でも電化製品の故障の少なさも考えられないと思います。

 

 

 

先日国民性の違いを感じた出来事がありました。 

 

車で出掛けようとしたら釘を踏んでいたらしくパンクしていました。

 

ガソリンスタンドまでパンクの修理に行こうと思いスペアタイヤに交換しようと

 

タイヤを探しました。・・・?(ちなみに私の車はアメ車の四駆です)

 

スペアタイヤってどこにあるんだ?と思いトランクなどを探してもない。

 

ディーラーに電話して聞くと車体の下に付いているとのこと。

 

下から覗き込むと確かに付いてます。

 

これを外すの?と戸惑いながらジャッキはどこだと探しても探してもない。

 

またディーラーに電話して聞くと後部座席の下にあるとのこと。

 

しかし後部座席には苦労して取り付けたチャイルドシートが付いてます。

 

???

 

ジャッキを取り出す為にチャイルドシートを全部外して後部座席を全部跳ね上げ

 

なければならないとのこと。

 

汗だくになって後部座席を上げてジャッキを取り出しました。

 

既に30分以上が経過しています。

 

次にスペアタイヤを取り出します。

 

もうここには書くのを止めますがすっごい面倒くさいんです。

 

簡単に言うと車体の下にチェーンで吊られていて、それを特殊な工具で

 

キリキリキリキリと回転させるとゆっくり降りてくる仕組みです。

 

はあ・・・・汗が止まりません。

 

やっとの思いでスペアタイヤを取り出して次にジャッキアップです。

 

これまた特殊で大きなお椀を逆さまにしたみたいな形でそれが伸びて

 

ジャッキアップする仕組み。

 

よし!理解できたと思いジャッキを車体の下にセットしようとしても出来ない。

 

車体の下に入らないんです。

 

要はジャッキの高さより車体下部の方が低いので車体の下に入りません。

 

またディーラーに電話です。

 

「あー阿久津様の車はローダウンしてますから標準のジャッキは入らないです。

 

油圧の専用ジャッキじゃないと上がらないと思いますよ。」

 

は?確かに私の車はタイヤをインチアップして大きくして車体を下げてるんです。

 

この時点ですでに1時間が経過していました。

 

呆然としながら恥ずかしながらJAFを呼びました。

 

こんな事なら最初から呼んでいればよかったと思いながら。

 

 

 

もちろんタイヤをデカくしたりローダウンした私が悪いのですがユーザーの事を

 

考えたらもう少し簡単な仕組みに出来るんじゃないかな?と思いました。

 

車好きなので日本車も何台か乗っていたことがあります。

 

本当に整備しやすくてユーザーの事を考えているなと思う構造でした。

 

世界でアメ車の生産台数が落ち込み日本車とドイツ車が好調な理由は

 

やはりユーザビリティーで使いやすさが大きいんだなと感じました。

 

これってやはり国民性なんでしょう。

 

 

日本の飲食業やほかのサービス業が世界進出して成功しているというのは

 

こういった部分が大きいと思います。

 

日本人の細やかなサービスは世界一だと言われます。

 

飲食業が世界に進出して躍進する為にはこの精神を忘れないことなのかも

 

しれません。

 

 

ちなみに先程の車を買った時に営業が車内のスイッチの説明をしてくれました。

 

私「このスイッチは何ですか?」

 

営業「はい、車内の会話を録音するためのボタンです」

 

私「はあ。じゃあこのボタンは?」

 

営業「はい。車を強盗などに囲まれた時にクラクションを鳴らしヘッドライトを

 

光らせ警告を発するボタンです。」

 

 

購入時の会話を思い出しそんな機能いらないからタイヤ交換を簡単にしろ

 

と思ってしまいました。

 

でもこんな扱いにくい車ですが本当に気に入っています(笑)