【新型ウィルス】飲食業界へ与える本当の危機とは

公開日: 2020年2月18日

こちらは2020年2月5日弊社クライアント様へお届けした【ティーアップ通信】の一部抜粋したものです。

2020年2月飲食業界ニュース

最近になってやっと冬らしくなってきましたね。寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

2月5日現在

2月5日現在、中国武漢で発生した新型ウィルスの感染者は世界で2万人を超えています。

そして日々感染者も増えており死者も増え続けています。

テレビでは連日ワイドショーが感染拡大を視聴率がアップするような角度で報じており不安を煽っています。

テレビではマスクが足りないとか大型客船が横浜に来た事などを放映しておりますが、

今回の新型コロナウィルスに関してテレビや新聞などの論調では当初、大したことはないという感じでした。

しかしツイッターやネット上では識者やドクターが強い調子で中国からの入国を制限するべきだとか今回のウィルスには最大限の警戒をせよと警鐘を鳴らしていました。

にも拘わらず政府は入国禁止や検疫などを強化せず春節に入ったわけです。

その後、国内でも発症者が出たことでマスコミやワイドショーなどは手のひら返しで政府の方針を批判し始めて野党も糾弾し始めました。

現在、感染者数は中国以外では日本が一番多くなっています。

何が言いたいかというとテレビというのは真実を即座に報道するというよりも視聴率やスポンサーの意向を優先もしくは忖度しますから事実よりも大衆が興味を持つ事を大袈裟に扱う傾向があります。

言い換えると事実を盛るってやつですね。

そうなるとテレビから得る情報だけで物事を判断すると間違えてしまうことってすごく多いんですよ。

テレビでよく言う「最近話題の・・・」とか「人気沸騰の・・・」などが典型で実際は言うほど流行ってないってことは多々ありますし芸能人が飲食店に訪問するだけで大行列店に変わってしまう事もあります。

新型ウィルスが引き起こすであろう本当の危機とは

私が考える今回の新型ウィルスが引き起こすであろう本当の危機は

一般家庭で使用されている生活雑貨や調味料、飲食店が使用する食材、加工品、などの多くは中国産が占めているので我々にも食という観点から影響が出てくるのではないかという懸念です。

もちろん生鮮食材は国産が主流かもしれません。しかし冷凍食材や半加工品などは中国産がまだまだ多く流通しています。

中国のゴールデンウィークつまり春節は本来1月24日から1月30日までです。この期間は工場や商店も休み経済活動はストップします。

しかし中国政府は感染拡大を懸念し春節の休みを2月2日まで延長しました。そして最新の情報では政府がさらに休暇の延長を各企業に要請し2月9日まで工場や商店を休ませています。

つまり中国で生産される加工品や備品、雑貨などの製品は約1カ月弱生産がストップしています。

このことにより、もちろん工場がある地域によって休業する内容は違いますが今後、食材や備品の不足や値上がりが懸念されます。

つまり皆さんの店舗においても仕入れや使用する備品のコストが上昇する可能性があるという事です。

もちろんこれは予想ですので現在利用している取引業者さんなどに確認を行い仕入れ価格の変動や仕入れが不可能となる品物等に関して最新の情報を得るようにしましょう。

そして中国産の商品以外で代替できる物があれば価格や納期を確認して対応することが大切です。

◆ランチ需要の変動を念頭に:在宅勤務などの情報はアンテナを高くして収集

現在銀座、新宿、池袋など普段は中国人観光客が多い地域には中国政府が中国人の出国を規制したため閑古鳥が鳴いています。

浅草のある商店などは例年の10%~20%の売り上げだそうです。

そしてさらに深刻なのは、これらの繁華街や飲食店密集地は普段から中国人が多い為、感染を恐れた日本人も銀座や新宿に行くことを敬遠したり外食を控え始めています。

つまり不要不急な外出は控えようという動きです。

こういった考えが大きくなると風評に繋がるので称賛出来ませんが実際多くの日本人が繁華街に出る事を控えています。

現実に弊社のクライアント様からの報告でも「普段から中国人の客は殆どいないので影響は無いのですが日本人が集まらなくなってしまっているので、こちらの方の影響の方が大きい」と嘆いていました。

また、渋谷に本社のあるIT企業のGMO社などは社員4000人を在宅勤務にしており出社させていません。他にも在宅勤務を指示したり急用以外は出社しないように要請している企業もあります。

この様なことを皆さんご存じでしたか?

小規模な店舗の場合は大きく影響を受ける事は少ないかもしれませんが皆様の店舗の近隣企業に関する在宅勤務などの情報はアンテナを高くして収集してください。

 

もちろんパンデミックにならないよう日本政府も尽力しているので過度の心配は無用ですが危機的な状況を事前に知っておくことで冷静に対処することが出来ますし原因が分かれば焦らずに済むことも多々ありますので情報収集には気を配ってください。

これらを踏まえて私たちの取れる防衛策は何なのでしょうか?

私は資金繰りの対策を始めておくことが大切であると考えます

飲食店にとって夏の東京オリンピック開催もプラスと出るのかマイナスと出るのか予想が出来ません。

今回の新型ウィルスだけでなく先行き不透明な状況が続くであろう時に飲食店が特に注意しなければならないことは資金繰りです。

 

具体的には現金の保有比率を高めることです。

出費を減らすことや不急の工事や買い物などは内容をよく検討して現金という盾で店舗を守ることが必要です。

もちろん金融機関から運転資金の調達も視野に入れることが大切なことではないでしょうか?

ある程度の利益が出ていれば運転資金の調達は少額かもしれませんが可能なはずです。

正に「キャッシュイズキング」ってやつですね。

不景気や先行き不透明な景況感の時こそ現金は大きな力を発揮します。

 

現金が大事なんて当り前じゃないかと言われるかもしれませんが現金を留保できるような飲食店経営を少しずつ目指していくことが大切という意味です。

このことに関しては担当者もしくは私が訪問した際にご説明させていただきますのでご安心ください。

新型ウィルスの話で少々暗い話題になってしまいましたが対策をしておけば不意にトラブルなどに襲われても焦らずに対応が出来ると思い色々な情報を書かせていただきました。

来月3月16日は確定申告の締め切り日です。領収証の整理や昨年度の収支の整理など少しずつ準備をして頂き慌てることのないようにしてください。

 

まだまだ寒い日が多いですが元気に乗り切っていきましょう!